検査

検査の重要性

歯の痛みや違和感などの症状の原因は、様々な要因が考えられます。
「歯が痛い」といっても、必ずしも「むし歯」とは限りません。歯周病や、かみ合わせや、その他の要因もいろいろと考えられます。患者さんにとって本当によい治療を行うためには、しっかりと検査して診断を行うことが重要です。

またお口の健康を保っていくためには、患者さん自身にもご自分のお口の状態を知っていただき、患者さんと医院とが一緒になって、お口の健康に取り組んでいくことが必要です。レントゲン、写真、模型などは、正確に診断をするために必要なものですが、患者さん自身にご自分のお口の状態を目で見てわかっていただくための資料としても大切だと思っています。うつぎざき歯科医院では、患者さんのお口の状態や検査結果を、資料を見ながらご説明し、ご説明の資料は患者さんにもお渡ししています。

歯の状態の検査

むし歯の有無、つめ物やかぶせ物の状態、これまでの治療の状態をチェックします。むし歯の検査のためにレントゲン撮影も行います。むし歯は目で見ただけでは分からないことがあり、例えば歯と歯の隙間にできている場合もあります。また初期のむし歯もぱっと見ただけでは分からないこともあります。レントゲン撮影をすることで、目で見えにくいむし歯を早い段階で発見することができます。

歯周病の検査

歯周病の状態を検査します。歯と歯ぐきのすき間の歯周ポケットの深さを専用の器具で調べたり、歯石の有無、歯ぐきの出血の有無、歯の動揺などを調べます。

口腔内模型

歯並びや咬み合わせの状態を見るために口腔内の模型を取ります。むし歯の状態、歯周病の状態も調べることができます。

レントゲン、CT、セファロ撮影

レントゲン撮影は、口腔の検査において重要です。うつぎざき歯科医院では、デジタルレントゲンを採用しています。X線被ばく量が少なく身体に安全です。

デンタル撮影

うつぎざき歯科医院では、デンタル撮影という、小さなレントゲンを10枚~14枚撮影する方法で撮影します。デジタルレントゲンですので、レントゲン写真を拡大して確認することができ、むし歯の有無や歯周病の状態を精密に診断することができます。

パノラマ撮影

口腔全体を撮影する方法です。顎関節、咬合、矯正の診断のために撮影します。

CT撮影

レントゲンは2次元のデータで口腔内を確認しますが、CTは3次元のデータによって骨の厚みや神経の位置、粘膜の状態なども確認することができます。インプラント治療の診断、顎関節の診断、歯の根の先の状態の診断などに用います。

セファロ撮影

セファロは、頭部X線規格写真のことで、その名の通り頭部をレントゲン撮影します。名前に規格とあるように、どの歯医者さんで撮影しても同じ規格で撮影するというレントゲン写真の撮り方です。顎関節、咬合、矯正の診断のために撮影します。

つめものやかぶせものの状態

つめものやかぶせものの状態

  • 補綴物と歯の境目の段差など、精密な部分をチェックします。歯と補綴物の間にすき間が出来てしまうと、そのすき間から虫歯にかかるリスクがあり、結果せっかく治療をしたのにまた虫歯にかかってしまい再治療となってしまいます。当院ではレントゲンなど様々な角度から精度の高い補綴物を作製し、すき間を極限まで埋めて虫歯の再発が無いように努めております。

歯周病

歯周病

レントゲンで見ると歯を支えている骨が下がっていることがわかります

  • 歯ぐきの中の骨の状態を見るためです。歯ぐきの中の骨の状態は、レントゲンでしか見ることができません。この検査によって歯周病の進行具合が正確に分かる事で適切な処置を行うことが可能です。結果として患者様の負担が少ない治療計画を立てることが出来るのです。

むし歯の診断

むし歯の診断

むし歯の有無、補綴物の状態、これまでの治療の状態をチェックします。また、虫歯の診断の際にもレントゲン撮影を行っております。虫歯は目で見ただけでは分からない、例えば歯と歯の隙間に出来ている場合もあります。また、ほんの初期に発生した虫歯もぱっと見ただけでは分からない事もあります。上記のような場合にレントゲンをしっかりと撮影することで目に見えない虫歯を早い段階で発見する事が出来ます。初期段階で虫歯を治療出来れば歯を削らなくても済むケースもありますので治療の負担が少なく、長期的なお口の健康も維持する事が可能です。虫歯は治療よりも予防が非常に重要と考えております。

歯周検査

歯周検査

歯周検査

歯周検査とは歯周病にかかっていないかを調べる検査です。検査方法は、歯と歯ぐきのすき間の歯周ポケットの深さを専用の器具で調べます。この深さが深ければ深いほど歯周病の疑いは強くなります。その他、歯ぐきの出血の有無、歯の動揺などを調べます。 歯周病は初期の段階では自覚はありません。自覚のないうちに初期の歯周病になっている方が多いです。 きちんと予防・治療をすることで、歯周病の進行を抑えることができます。

歯周病菌検査

むし歯や歯周病は、むし歯菌や歯周病菌などの細菌が原因で引き起こす病気です。 うつぎざき歯科医院では、位相差顕微鏡という特別な顕微鏡を使って、お口の中の細菌の状態を調べる検査を行います。口腔内には約700種類もの細菌が存在しています。この最近の中には歯周病を進行させてしまう菌も存在し、人によってその種類は異なります。

まず、患者様のお口からプラークを採取します。このプラークをプレパラートに置き顕微鏡で除くと下記の右図のように見えます。
この検査によって細菌の種類や量を調べることが可能です。種類や量が把握できることで除菌するための治療もより的確な方法を選択できるのです。また、この検査を治療開始後にも行うことで細菌が確実に減っているか、改善されているかなどが分かり、患者様のモチベーションアップにもつながります。

お口の中の細菌の検査

お口の中の細菌の検査

写真撮影(口腔内、顔、姿勢)

お口の中の写真

  • 口腔内の撮影
    口腔内の状態は、目で見るだけでなくデジタル写真でも撮影します。デジタル写真ですので拡大することができ、鮮明な静止画像に基づいて、むし歯、歯周病、口腔内粘膜の状況を正確に診断することができます。撮影した写真はデジタル画像で保管していきます。治療の前後の状態を確認したり、以前の状態からの改善の状況を比較して確認するためにも活用します。
  • お顔の撮影
    顔の写真は、かみ合わせの診断や矯正治療の診断のために撮影します。かみ合わせや矯正の治療を行うと顔の表情も変化してきます。治療前後の比較の写真としても活用します。
  • 姿勢の撮影
    かみ合わせや矯正治療の診断では、立ち姿の姿勢の写真も撮影します。かみ合わせと身体の姿勢は大きな関係があり、かみ合わせ治療や矯正治療においては、普段の姿勢の改善にも同時に取り組んでいきます。

模型作製

模型

歯の欠損の状態や、噛み合わせを、正確に診断するために、模型をつくって診断します。補綴物を入れる治療の場合には大切な検査です。 お口の中の状態をご説明する時にも、わかりやすくご説明ができます。模型作製の工程は今後の口腔内の健康を保つうえで非常に重要な役割があります。詰め物や被せ物を作製する上で、模型の精度が低ければその模型を基に作られる補綴物の精度も当然低いものとなります。

補綴物の質が低ければ欠損部を補う箇所にピッタリとフィットせず、取れてしまったり、すき間が出来てしまい二次虫歯になってしまったり、補綴物が合っていない事から口腔内を傷つけて口内炎が頻繁に出来てしまうなどの多くのリスクが発生します。当院では模型作りから精度の高さを求めて治療に当たっております。

咬合診査

当院は咬合器を使用して精密な

むし歯リスク検査

うつぎざき歯科医院では、CRASP(Caries Risk Assessment Share with Patients )という、日本ヘルスケア歯科学会が提唱しているむし歯リスク検査を行っています。

むし歯になりやすさの要因

むし歯になりやすさの要因

  • むし歯菌むし歯の原因となるむし歯菌の量は人によって違うのです。口腔内の清掃状況も影響します。
  • 歯を守る力だ液の量は多い方がよい。(洗い流す、歯質を強くする、抗菌作用)だ液の質は、酸性を中和する力が強いほどよい。むし歯の経験、フッ化物の利用度、歯の質や形態なども影響します。
  • 食生活食事の頻度や間隔、食事の内容などがむし歯になりやすさに影響します。

上記のような、それぞれのむし歯の要因の程度は人によって違います。 むし歯のなりやすさを「むし歯リスク検査」で調べることができます。

虫歯リスク検査CRASP

CRASPは、口腔内の状態の検査と、患者さんの食生活や生活習慣の問診結果から、むし歯のなりやすさのリスクアセスメントを行うもので、CRASPの結果を治療や患者さんへのご説明に活用していきます。

CRASPの検査で分かること

CRASPを用いて検査を行うことで、現在の虫歯リスクが分かるだけでなくお一人お一人の口腔状態から今後どのようなケアや予防を行うと虫歯にかかるリスクが軽減出来るかが分かります。検査内容に沿って患者様に今後の予防方法についてご説明させていただきます。

CRASPのメリット
  • 虫歯リスクが可視化出来る
  • 定期的に行うことで過去と現在を常に比較出来て、早期にリスクを回避することが出来る
  • 比較的安価に検査を行うことが可能

むし歯リスク検査の進め方

むし歯リスク検査の進め方

  • 1回目の来院で、だ液やお口の中の状態の資料を採ります。
  • むし歯菌の量の検査には数日かかります。
  • 2回目の来院時に、検査結果および結果を踏まえての予防方法をご説明します。
TOPへ
TEL:029-255-1793 TEL:029-255-1793 お知らせ